ガートナージャパン株式会社 (本社:東京都港区、以下Gartner) は、国内の企業ネットワークに関する最新の調査結果を発表しました。
企業ネットワークは、これまでのオンプレミス中心で物理境界に注力したアプローチから、クラウド中心で論理境界に注力したアプローチへと、アーキテクチャおよび運用管理の面で大きな変革の時期を迎えています。特に、在宅勤務の定着や、パブリック・クラウド上でのスケジュールやファイルの共有あるいは音声や映像を利用したコミュニケーション/コラボレーションの利用の普及で、インターネットを介する通信トラフィックが増大し、その対処としてセキュア・アクセス・サービス・エッジ (SASE) やゼロトラストへの注目が集まっています。
Gartnerは国内企業のITリーダーを対象に、2023年4月に企業ネットワークに関する調査を実施しました。セキュリティ ・サービス・エッジ (SSE) やソフトウェア・デファインドWAN (SD-WAN) など、SASEに関連するテクノロジの導入動向について尋ねたところ、テクノロジによる違いはあるものの、SASE関連の各種サービスを導入する企業の割合は、4割程度であることが明らかになりました (図1参照)。